通信№60 セミナー報告

2018年度第(ねんどだい)1回自立(かいじりつ)セミナー報告

「一寸先はサバイバル!」~防災・減災、今すぐできること~()

今年度(こんねんど)、おおさかひがしでは(ぬく)()恵美子(えみこ)さん(元吹田(もとすいた)支援(しえん)学校(がっこう)PTA(ピーティーエー)会長(かいちょう)防災士(ぼうさいし))による防災(ぼうさい)減災(げんさい)についての研修(けんしゅう)を2(かい)行いました(おこな     )

1回目(かいめ)事業所(じぎょうしょ)内部(ないぶ)で、最小限(さいしょうげん)防災(ぼうさい)知識(ちしき)とスタッフ(かん)での共通(きょうつう)認識(にんしき)をもつために、グループワーク形式(けいしき)行いました(おこな       )。①事前(じぜん)準備(じゅんび)、②発生(はっせい)直後(ちょくご)対応(たいおう)、③避難所(ひなんじょ)運営(うんえい)、④地域(ちいき)との共働(きょうどう)、のカテゴリに分けて(わ  )、おおさかひがしが避難所(ひなんじょ)として存在(そんざい)するという前提(ぜんてい)で、それぞれの場面(ばめん)(なに)必要(ひつよう)か、意見(いけん)出し合いました(だ あ    )実際(じっさい)災害(さいがい)起きる(お  )タイミングによって、平日(へいじつ)なのか、昼間(ひるま)なのか(よる)なのか、によっても対応(たいおう)方法(ほうほう)違う(ちが )なぁという意見(いけん)、どの場面(ばめん)においても、少し(すこ )でもスタッフ間(       かん)連携(れんけい)がとれるよう、具体的(ぐたいてき)話し合って(はな あ   )おくことが大切(たいせつ)だという認識(にんしき)をもちました。

2回目(かいめ)研修(けんしゅう)として、東成区(ひがしなりく)在宅(ざいたく)サービスセンターにて、表題(ひょうだい)👆の公開(こうかい)セミナーを行いました(おこな     )当日(とうじつ)は、ヘルパーさんや利用者(りようしゃ)さん、東成(ひがしなり)区内(くない)支援(しえん)機関(きかん)など、スタッフやメンバーさんも()わせて25(めい)参加(さんか)しました。5つのグループに分かれて(わ   )前半(ぜんはん)(ぬく)()さんよりお話( はなし)後半(こうはん)はワールドカフェ方式(ほうしき)★でのグループワークを行いました(おこな        )

まず、南海(なんかい)トラフ地震(じしん)怖い(こわ )理由(りゆう)について。地球(ちきゅう)内部(ないぶ)成り立ち(な た )から、プレートの移動(いどう)はとめられない。プレート境界(きょうかい)地震(じしん)には津波(つなみ)伴う(ともな  )関東(かんとう)から九州(きゅうしゅう)広い(ひろい)範囲(はんい)被災(ひさい)し、支援(しえん)分散(ぶんさん)される。(きた)から(みなみ)への移動(いどう)ルートが少ない(すく   )住宅(じゅうたく)耐震(たいしん)木造(もくぞう)密集地(みっしゅうち)解消(かいしょう)進まない(すす    )沿岸部(えんがんぶ)病院(びょういん)学校(がっこう)福祉(ふくし)施設(しせつ)移転(いてん)進まない(すす   )、などがあげられます。東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)始め(はじ )これまでの災害(さいがい)で、要援護者(ようえんごしゃ)支援(しえん)必要(ひつよう)とする(ひと))は一般(いっぱん)避難所(ひなんじょ)には滞在(たいざい)難しかった(むずか      )そうです。東日本(ひがしにほん)大震災(だいしんさい)現場(げんば)障害者(しょうがいしゃ)たちは、大勢(おおぜい)(ひと)ごった返す(    がえ )一般(いっぱん)避難所(ひなんじょ)避難(ひなん)できませんでした。いったん避難(ひなん)しても、いくつも違う(ちが  )避難所(ひなんじょ)移動(いどう)滞在(たいざい)するケースがありました。バリアフリーではなかったり、障害(しょうがい)について詳しく(くわ  )知って(し  )もらえないので、困って(こま  )いることなどわかってもらえず、自宅(じたく)車中(しゃちゅう)無理やり(むり  )避難(ひなん)しなければならなかったそうです。その(なか)求められる(もと      )のが、福祉(ふくし)避難所(ひなんじょ)福祉(ふくし)避難(ひなん)スペースです。福祉(ふくし)避難所(ひなんじょ)では、配慮(はいりょ)必要(ひつよう)(ひと)相談(そうだん)し、助言(じょげん)支援(しえん)受ける(う  )ことができること、必要(ひつよう)居室(きょしつ)可能(かのう)限り(かぎ  )確保(かくほ)されているなど、スムーズな利用(りよう)ができるための配慮(はいりょ)がされています。通常(つうじょう)避難所(ひなんじょ)福祉(ふくし)施設(しせつ)病院(びょういん)連携(れんけい)し、要配慮者(ようはいりょしゃ)必要(ひつよう)なケアの程度(ていど)応じて(おう   )受け入れ先(う  い さき)決めて(き  )いきます。福祉(ふくし)施設(しせつ)特別(とくべつ)支援(しえん)学校(がっこう)などは、災害(さいがい)発生(はっせい)した直後(ちょくご)から、福祉(ふくし)避難所(ひなんじょ)機能(きのう)求められて(もと      )います。

また、福祉(ふくし)避難(ひなん)スペースとは、通常(つうじょう)避難所(ひなんじょ)(なか)に、福祉的(ふくしてき)ケアを提供(ていきょう)できるスペース(部屋(へや))があることです。専門性(せんもんせい)高い(たか )サービスは必要(ひつよう)ないけれど、避難(ひなん)生活(せいかつ)配慮(はいりょ)必要(ひつよう)(ひと)対象(たいしょう)としています。2016(ねん)熊本(くまもと)地震(じしん)では、大学(だいがく)一般(いっぱん)住民(じゅうみん)一緒(いっしょ)に、近隣(きんりん)障害者(しょうがいしゃ)団体(だんたい)受け入れ(う い )、「管理(かんり)はしないが、配慮(はいりょ)する」をモットーに要配慮者(ようはいりょしゃ)を「排除(はいじょ)隔離(かくり)しない」福祉(ふくし)避難所(ひなんじょ)開設(かいせつ)運営(うんえい)し、「熊本(くまもと)モデル」と言われて(い   )います。

そもそも「避難(ひなん)」について、どのタイミングで避難(ひなん)するか。「要援護者(ようえんごしゃ)避難(ひなん)」には役割(やくわり)があります。①避難(ひなん)準備(じゅんび)高齢者(こうれいしゃ)(とう)避難(ひなん)開始(かいし)避難(ひなん)時間(じかん)要する(よう   )(ひと)(高齢者(こうれいしゃ)(しょう)(がい)(しゃ)乳幼児(にゅうようじ)(とう))とその支援者(しえんしゃ)避難(ひなん)開始(かいし)その他(  た)(ひと)避難(ひなん)準備(じゅんび)行う(おこな  )ご近所(  きんじょ)避難(ひなん)することを伝える(つた  )(はや)めの避難(ひなん)呼びかけ(よ   )、「率先(そっせん)避難者(ひなんしゃ)」としての役割(やくわり)があります。②避難(ひなん)勧告(かんこく)人的(じんてき)被害(ひがい)発生(はっせい)高まった(たか    )状況(じょうきょう)で、通常(つうじょう)避難(ひなん)ができる(ひと)速やか(すみ  )避難(ひなん)開始(かいし)する。外出(がいしゅつ)することでかえって(いのち)危険(きけん)及ぶ(およ  )ような状況(じょうきょう)では、近く(ちか  )安全(あんぜん)場所(ばしょ)への避難(ひなん)や、自宅内(じたくない)のより安全(あんぜん)場所(ばしょ)避難(ひなん)する。③避難(ひなん)指示(しじ)(緊急(きんきゅう)):人的(じんてき)被害(ひがい)発生(はっせい)非常(ひじょう)(たか)まった状態(じょうたい)で、避難中(ひなんちゅう)住民(じゅうみん)周囲(しゅうい)状況(じょうきょう)見ながら(み   )避難(ひなん)行動(こうどう)完了(かんりょう)させる。(いのち)守る(まも )最低限(さいていげん)行動(こうどう)開始(かいし)。(垂直(すいちょく)避難(ひなん)など)←ここまで待って(ま  )はいけません!そして、慣れない(な   )避難(ひなん)生活(せいかつ)(なか)で、少し(すこ )でも安心(あんしん)できるよう、「あんしん(ばこ)」のすすめがありました。私たち(わたし   )一人(ひとり)ひとりが、緊急(きんきゅう)()必要(ひつよう)なものを入れた(い  )「あんしん(ばこ)」を持ちましょう(も     )目安(めやす)としては、3()日間(かかん)入院(にゅういん)グッズといった感じ(かん  )です。(くすり)着替え(きが )、タオル、眼鏡(めがね)やコンタクト、(みず)、アメ、お菓子( かし)好き(す )なもの、家族(かぞく)写真(しゃしん)(など)。この(さき)不安(ふあん)心配(しんぱい)押しつぶされそう(お      )(とき)好き(す )食べ物(た もの)身体(からだ)(こころ)温まる(あたた   )食べ物(た もの)お気に入り( き い )のグッズなどがあることで、少し(すこ )落ち着いて(お つ  )すごせるかもしれません。そういったものは、自宅(じたく)だけでなく通所先(つうしょさき)施設(しせつ)にも置かせて(お  )もらいましょう。 「個人(こじん)備蓄(びちく)わが子(  こお守り袋( まも ぶくろ)。」障害(しょうがい)のある()をもつ(おや)一人(ひとり)として、(ぬく)()さんはおっしゃいました。(いま)まで苦労(くろう)して息子(むすこ)育てて(そだ   )きた。そんな苦労(くろう)して愛情(あいじょう)をかけて育てた(そだ   )息子(むすこ)を、一瞬(いっしゅん)奪われたく(うば       )はない。こんな災害(さいがい)なんかで、失いたく(うしな      )はないと。近い(ちか )将来(しょうらい)必ず(かなら )来る(く )南海(なんかい)トラフ地震(じしん)その他(  た)災害(さいがい)に、できる準備(じゅんび)をしておくことがどれだけ大切(たいせつ)か。かみしめるようにおっしゃったその言葉(ことば掻き立てられて(か た    )私たち(わたし   )の「準備(じゅんび)」はまだまだですが、できる(ところ)から取り(と )かかっているところです。明日(あす)起きる(お  )かもしれない大災害(だいさいがい)に、少し(すこ )でも多く(おお )備え(そな )ができるように、それぞれが(なに)一つ(ひと )でも、行動(こうどう)(うつ)していきましょう!               (報告者(ほうこくしゃ):神田(じんでん)

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